。去年は、何が起こっているのかまったくわからなかったけれど、今回は飛行機に乗るということを理解し、二人とも楽しみにしていた。特にさん太は、空港へ着いてはじめて見る本物の飛行機におおはしゃぎ。ロビーのおおきな窓から次々に見える飛行機に大歓声を上げて、走り回っていた
。
モモちゃんは、最初こそはしゃいでいたものの、いざ飛行機にのって出発となると突然泣き出し、おうちへ帰りたいと言い出した。ずっとグズグズしていたけれど、離陸するとまもなく眠ってしまい、1時間半の飛行中のほとんどを寝てすごした
。泣くよりはずっと増し。さん太は、ずっとご機嫌で、持ってきたミニカーで遊んだり塗り絵をしたり、窓の外を眺めたりして過ごした。
ミシガンは、北のほうなのでとても寒く、夏の終わりだと言うのに長袖にセーターで過ごした。今回、日本へ帰省直前だと言うのにミシガンへ行った理由は、双子の曾おばあちゃんの具合が良くなくて、もしかするとクリスマスまで持たないかもしれないと言うことで、日本へ行く前に来てほしいとの要望があったため。会いに行くと、体の調子はだいぶ悪くなっていたけれど、精神的にはとてもしっかりしていて、普通に会話も出来た。
3日目は、おばさん夫婦の所有する小さな船に乗って、五大湖に流れ込むデトロイト川を下り、川沿いにあるレストランへランチに行った
。五大湖周辺には、個人所有のレジャーボートがたくさんあって、どこもかしこもそんな船でいっぱい。川沿いにはうちの5倍くらいありそうなおおきな別荘が並び、それぞれにプライベートの船着場があって、どこも立派なボートが泊まっていた。私たちが行ったレストランにも専用の船着場があり、こうやって船でやってきて食事をして、また船で帰っていく人が多いらしい。
この船着場にやってきた一艘の巨大ボート。とても立派なので、みんなで感心していたら、持ち主によるとこの船、ベッドルームが5つにダイニングルーム、ジャクジーがついて、新品で500万ドル(日本円で約5億)、持ち主は2年物の中古を290万ドル(約2億9000万円)で購入したとか。ひゃー!ボートが5億ですよ。ボート。家が5億じゃないよ。しかも、商業用の船とかじゃなくて、単なるプライベート、レジャー用。そういえば、DCとバージニアの境を流れるポトマック川沿いにもこのようなプライベート・ボートがたくさん並ぶマリーナがあるけれど、そこにも億単位の船がたくさん並んでいるんだろうな。縁がないから行ったことはないけど。だけど、アメリカには家がなくてボートを家にして生活している人たちもいるらしい。小さなボートでも、大体ベッドがあり、ダイニングキッチンがあり(水も出る)、トイレもついている。
ボートから降りたさん太は、おじいちゃんの運転するマスタングのコンバーティブルがすっかり気に入ってしまい、乗せてくれとしきりにせがんだので、後部座席にチャイルド・シートを取り付けて、屋根を全開にしてドライブに連れて行ってもらった。
乗り物オタク予備軍のさん太は、今回2度目(だけど本人的にはほとんど初めて)の飛行機に初めてのプライベート・ボート、初めてのコンバーティブルと、初めてづくしで大興奮の旅だったに違いない。
一方モモちゃんは、飛行機こそ怖かったものの、いとこの Bちゃん(3才)や親戚のお姉さんに遊んでもらい、おじいちゃんちの犬のベイリーと仲良くなり、かえるやうさぎにも触れて満足した、かな?
今日、だんなが職場からおおきな本物のだるまを持ち帰ってきた。なぜにだるま!?と思ったら、4年ほど前に会社の日本支社から贈られたものらしいが、この支社はまもなくつぶれ、縁起が悪いと思ったらしく、倉庫の中に箱に入れられたまましまわれていたとか。今回、オフィスの引越しで荷物を移動していたときに見つかって、だんながもらってきた。
モモちゃんは、これを見て突然大声で泣き出し、「うえにいく!うえにいく!」と言い出した。だるまの白目がよほど怖かったらしい。うちに、かこさとし作のだるまちゃんシリーズの絵本が3冊「だるまちゃんとかみなりちゃん」「だるまちゃんととらのこちゃん」「だるまちゃんとてんぐちゃん」があるので、これを出してきて「ほら、怖くないよ。だるまちゃん、かわいいでしょー」といってなだめたけれどだめだった。しかたなく、だんなはだるまを外のガレージにしまった。
