この本、映画化もされたらしい。文庫本で読んだ。「このミステリーがすごい」大賞受賞作品。ミステリーじゃなくて、ファンタジーという感じだけど。「いまあいにゆきます」と同じ系統の作品だと思った。音楽と脳科学に関する作者の知識のすごさに感心した。
文庫本としては厚いほうだけど、本筋となる事件が発生するのが、本の半分くらいに来てから。「えっ。こっ、これから事件が始まるの?」とびっくり。だけど、そこにたどり着くまでの話が興味深いものだったから、ここまで引っ張ってきても不自然じゃなかったのでしょう。私は、あまり前置きが長々しい話は好きではないのだけど、この本の引っ張り方は、引っ張られているという感覚が無く、興味深く読むことができた。
最後の奇蹟は、ありえない~。ファンタジーだからありえなくて当然なのだけど、ファンタジーファンの私としてはやっぱり「ありえない~」としかいいようがない。
