「オレ様化する子どもたち」またまた、センセーショナルなタイトルで売ろうとしているなと思いつつ、その戦略にまんまと引っかかって読んでいる私。てっきり、今の双子くらいの年齢からもうちょっと上、小学生くらいの子どもたちについて書かれた本なのかと思い、子育てに何か役に立てばと思って読み始めたら、著者は高校教師で、「子どもたち」というのは主に自分の教え子である高校生のことだった。しかも、子どもたちが変わり、オレ様化し始めたのは、80年代中葉からだという。80年代中葉の高校生って、まさしく私の世代じゃないの。何だ、この本は私の世代のことを書いていたのだった。でも、それ以来もっともっと高校生は変わっている。もう、今の携帯&ネット世代の高校生は、私でもよく分からない。
超簡単に言ってしまえば、日本が経済的に豊かになって消費社会になり、子どもたちは社会の構成員としてではなく、個性を大切にする「個」としての存在が重んじられるようになった結果、他人との協調性を失い、自分の満足だけを追及するようになったというもの。
読みながら、ドラマ「ごくせん」を思い出した。今も放映してるけど、ヤンクミ先生が赴任する前の状態の生徒たち。だけど、この本の著者によると、ヤンクミ先生みたいに生徒のレベルまで先生が降りてくるのは決してやってはいけないことらしい。ま、ドラマの中のことだし。
それにしても、学校の先生というのは本当に本当に大変だなあと思った。親から、社会から、学校から期待され、がんばったのに学級崩壊が起こり、燃え尽きて、生徒に馬鹿にされ・・・。本当にお疲れ様です。

