ミステリーファンの育て方

アメリカの小学校で国語といえば、「英語」ですね。まだ一年生だからか、はっきり「国語」という時間もない。時間割を見ると、「Writing and Reading Workshop」となっている。ちなみに、「算数」は普通に「Math」となっている。

 

この国語の時間、教科書もない。みんなで同じ教科書を一緒に進めるというのではなく、それぞれの子どものレベルに合わせてグループ分けし、別々に課題に取り組む。できる子はもっと進み、遅れている子にはそれなりのサポートをするというシステムは良いと思う。

 

ところで、モモちゃんのリーディング・グループで最近、ミステリーを読み始めた。ミステリーファンの私としては黙っていられない。子供向けだから東野圭吾みたいなひっかけはなし。もちろん、血なまぐさい話もなし。事件は、主人公の女の子の叔母さんの財布が盗まれるという設定になっている。あちこちヒントだらけで、ヒントの大出血サービス、最初から怪しい人物がバレバレ。でもこうやって、ミステリー・リーダーの能力を養っていくのね。

 

「どの人が怪しいと思う?」とモモちゃんに聞きながら、「怪しい点がいっぱいあるねえ。こうやってあの人が犯人かな?この人が犯人かな?って自分で考えながら読んでいって、最後に『あ~、やっぱりこの人だった!』って分かるところがミステリーの面白さなのよ」と、小学1年生を相手に熱弁を振るってみた。

 

そして2日前、学校から帰ってきてモモちゃんが「犯人は○○だよ」と言ってきた。「最後まで読んだの?」と聞くと、「ううん。Bちゃん(同じリーディング・グループの子)が教えてくれたの。もう読んだことあるんだって」ネタばれですか~!?それはルール違反でしょう。「Bちゃん、そんなこといっちゃだめだよ。それはSpoilerといってね、ミステリーファンは絶対にやっちゃいけないことで・・・・」と、また熱く語ってしまった。モモちゃんは全く気にせず、翌日クラスにやってくるクラスペットのことで頭がいっぱいだった。