保育園の先生

双子に、「やまぐにほいくえん」という童話を読み聞かせている。去年里帰りしたときに、実家の本棚から持ってきたかなり古い本で、奥付を見ると1977年が初版となっている。私が子どもの頃に書かれた童話のようだ。そのせいか、今の感覚からは考えられないほどずさんな先生たちにびっくり。昔の日本では、これが当たり前だったのか、いや、それともただ単にお話を面白くするためにわざと非現実的な設定にしたのか。

 

例えば、ピクニックに行くのに、わずか4~5歳の子どもだけで山歩きをさせ、迷子になって(当然なるわね)罰を受けるとか、先生の見ていない間に子どもが保育園を脱走して木に登って降りられなくなったり、山に入って夜まで行方不明になったり、引っ越してきた子どもが初登園の日親の付き添いなしで一人で保育園にやってきたり(もちろん遅刻)、子どもたちはいたずらし放題で先生はどこにも見当たらず、騒ぎが大きくなってからようやく先生が登場し、子どもたちは怒られるとか(その前に、ちゃんと見ていなかった先生が処分されるべき)。こんなことで文句を言ったら、モンスターペアレントとか言われそう?

 

だけど、モモちゃんとさん太はなぜかこのお話が好きで、聞きながらげらげら笑い、「もう一度読んで!」と要求してくる。子どもの感覚と親の感覚は違うのねと思わされる本だった。