将来なりたいもの

モモちゃんは、大きくなったらプリキュアになりたいんだそうだ。だけど、「髪の毛どうやって染めるのかなあ?髪の毛染め屋さんに行って染めるの?」と聞いてきたので、「そうだよ」と答えると、「そうか~」とニコニコうれしそう。そんなモモちゃん、「お茶をこぼしたら、『あちゃっ』っていうんだよ」と、相変わらずだじゃれに磨きをかけている。

だじゃれといえば、この近所に住む7歳の女の子と毎日遊んでいる双子。ある日、3人でバスケットボールを入れるゴールを作りたいので材料をくれと言うのだけど、何もないのでばあばがバケツだけ渡してこれで遊べと言った。するとモモちゃんは、何を思ったか坂の上にある老夫婦が住む家を訪ねていき、「バスケットゴール作るから材料ちょうだい」とおねだりしているではないか。だけど、「ば、ば、ばすけっと?」意味の分からないおじいちゃんとおばあちゃん、「バスケットはないけど、ビスケットならあるから、ほれ、持ってけ」といって、ビスケットをもらって帰ってきた。

誰にでも愛想のいいモモちゃんは、桃の花を見に行った日、売店を出していたおじさんとお姉さんに、その辺で取ってきたタンポポの花をあげて愛想を振りまいていた。すると、お姉さんがお礼にといって双子にキャンディーをひとつづつくれた。おおっ、雑草が飴に変わった。まるでわらしべ長者みたいな。この飴を食べずに別の人にあげたら、もっといいものに変わっていたかもしれない。