「となり町戦争」

去年、日本に帰ったときに買ってきた本の中に、「となり町戦争」という本がある。今まで忘れていたのだけど、今日取り出して読んでみた。第17回小説すばる新人賞受賞作品。帯の「発売たちまち大反響!」との言葉に惹かれて買ってみた。

確かにすごいなあと感心した。ある日突然となり町との戦争が勃発したのだけど、主人公にとっての日常はいつもとまったく変わらず、戦争は目に見えず、感じられず、本当に起こっているのかどうかわからないけれど、確かに着実に戦いが行われているといった状況で淡々と物語が進んでいくのだけど、これはまさに、今の日本やアメリカに住む自分たちのおかれている状況なんじゃないかなと思った。もうひとつ、帯に書かれている言葉をそのまま借りるなら、「『見えない戦争』の衝撃」「新しい『戦争のリアル』がここにある。」ぜひお勧めの一冊。